TALKABROAD（トークアブロード）の特徴・評価・体験談など詳細情報

　2年以上前に、一か月だけ受講していました。Skypeレッスンは初めてで、何もわからない状態でした。講師には特別の資格は要らないようです。ただリタイアして余暇にしている人とか、between jobsの元・宣教師だとか。今はいないようですが、自己紹介にも注意した方が賢明かと思います。口語のまま書いているのか、高いポイントを取るにも拘わらず、文法的ミスがやたら多い人もいました。日本人の西洋人崇拝が顕著のようで、即やめました。

　よかった点、イマイチだった点を順に書きます。可能な限り推測を挟まず、起こったことに基づき、評価を記します。

よかった点
結論としては、ほとんどありませんでした。人によって特定の講師がすごく「当たり」ということはありうるでしょうが、サービスとしてはよかった点を見つけることが難しいものでした。以下、イマイチだった点がその理由となります。

イマイチだった点
文章で書くと長くなるため、箇条書きにて列挙します。
・講師のクオリティ・コントロールがない（教授法など全く知らないなど）
・会社として提供するカリキュラムや教材がなく、講師に丸投げ
・講師の登録数が少ない
・上記に加え、稼働している講師が極めて少ない
・会社もしくは講師に都合の悪い口コミは掲載されない

ネイティヴ・スピーカーを売りにしたサービスですが、「ネイティヴ」という存在に胡座をかいた殿様営業でした。ネイティヴであれば理屈抜きに捉えられるニュアンスなどは、当該社会に住み、社会的規範を共有していない人にはわからないものです。しかし、自分の第一言語を学習の言語として学んでいない講師（つまり、教授法や応用言語学などを収めていない講師）の場合には、それをノン・ネイティヴに説明ができません。

膨大な量のインプットがあれば、認知機能に支障がない限り、人はそこから何らかのパターンを検出することができます。留学などのように、環境が強いるためにそういうパターンを見出していく認知的努力が相対的に軽いものと違い、英語学校やオンラインサービスを使って言語を学ぶには分析的に学ばなければ上達は難しいものです。しかし、トークアブロードの講師の多くには、分析的に言語を学ぶことを助けることは難しいというのが私の受講からの結論です。